播州姫路の本田商店さんに地酒龍力を作っているところを見学してきました。その2


今回、姫路まで酒蔵を見に行ったのは

自分の好きな日本酒の工程を見てみたい。

なかなか見れるものではない。

新幹線に乗れる・・・新幹線のアイスが食べれる・・・

ということもありましたが、

モノを作る職人さんを見てみたい、そしてその空気に触れてみたい!

というのが大きかったです。

あとは勧めてくれた相原さんのお酒への熱い想いでしょうか。

 

ぐだぐだかっこつけて理由をつけましたが

実際に龍力のお酒を通じての今回の体験はとても刺激的でした。

 

体験・・・

 

そう今回は見学だけにのみならず

麹をつくる作業も体験させていただいたのです!!

 

それも大吟醸の麹です。

 

普通はありえない・・・

とのことでしたが相原さんのおかげであります。

それと杜氏の藤原さん

本田商店さんのおかげであります。

 

 

麹(こうじ)とは

お酒を作るうえでとっても大切なものです。

この出来がいいか悪いかで味が決まるそうです。

 

麹の作業を教えていただいたのが中村さんと言う方。

高知出身のとても面白い方でした。話すと関西特有のノリで周りの雰囲気を明るくしてしまう!

しかし!いざ仕事となると厳しい目つき。

こういう人は怒らせたら大変やで・・・・

作業を一緒にさせてもらうのですが、怒られない様に怒られない様に・・・

 

大胆かつ繊細に

 

DSC_1867蒸したお米を平たく置いて水分をとばして

時間をおいてお米をひっくりかえして

麹菌をふって時間を置いて・・・

 

 

 

 

とても地味で単純作業。

ですがとても重要で。室温や時間、麹が快適な環境をつくり育てる。

華やかなお酒の香りの裏には

とても根気のいるお仕事があるのですね。

室温が違うの部屋を出たり入ったり。高い部屋にはいると汗だくだくです。

毎日誰かが交代で寝泊まりして麹を見るそうです。

 

 

ここでも頂きました

「こういう事は常に研究。終わりがないよ。」

中村さんのお言葉。

かっこいい・・・

 

その道のプロフェッショナルの方は皆さんそう言いますね。

言うのは簡単でそれをするかしないか。

 

本当にありがとうございました。

「ほんとに特別だからね。こんな体験普通はさせてもらえないよ・・」

うわぁ・・・

なんかすみません。

 

 

綺麗に磨かれた真っ白な山田錦の手から伝わるいろんな感触は忘れられないものとなりました。

 

 

 

他にもいろんなものを見させていただきました。

勉強不足であまり簡単に書いては失礼かと思うので、この辺で。

 

あぁでも

あと酒母を作るところも凄かったな。

乳酸の力は凄い。

僕のは麹よりも乳酸のようになりたい・・・

なんのこっちゃ・・・

わかる人はわかる。

偉そうですみません。

 

でもってしっかり飲んできました。

GetAttachment153 GetAttachment164きき酒です。

日本酒には日本酒度とか酸度という数字で表現される所がありますが

飲んでみなくてはわからない!とのことです。

日本酒は平行複発酵という複雑なお酒の分類にあたります。

なので、味もとっても複雑です。

龍力というお酒は

しっかりとした味わいのお酒です。

お米の香りが豊かで、お米の味が口に広がるさまは

ほんとに

デリシャスであります。

コメント薄っ!

こういう時は

「とてもきれいなお酒です!」

というといいのかな?

 

ちなみに僕のお気に入りは

「特別純米 龍力 神力 無濾過(生)」

甘味はあるがキレ良く後味すっきりのお酒です。

 

 

そして・・・

ほろ酔気分になったところで

久原さんが

姫路城へ連れてってくれました。

雪が降ってじゅるゅい中・・・

 

 

まだまだ続きます。

とっても濃い1日だったもんで。