30時間の旅  その2


そうそう

飛行機の予約したら座席も決めるのもなんですね。

すっかり忘れていて

2か月前に取ったにもかかわらず

当日の空港の機械で座席を決めた小野です。

そしたら

一番後ろの真ん中の席3つしか空いてませんでした(笑)



さて

川口出発から12時間後の朝6時

お風呂に入り朝ごはん会場である

24時間やっている「一銀食堂」に向かいます。

那覇の朝はとても清々しく

夏の朝の様でした。

7時に一銀食堂で平松氏と合流。

あー、平松氏は高校の野球部で知り合い

今はプロカメラマンとして日本のカメラマン50人に選ばれる凄腕。


雰囲気ある食堂でソーキそばを食べるのでした。

周りの方々はボリュームある食事をガツガツ食べてました。

1つ思ったのは

朝まで飲んでる人が多いなぁ

ということ。

場所は松山の端っこ。

まーそういう所なのでしょう。

さて食べ終わり基地に向かうのでした。

しかしこの日の沖縄は天気が良くまるで夏の朝でした。

きもちいいーー!(2回目)


さて

航空自衛隊那覇基地前に到着。

もうね、未知の領域でワクワクが止りません。

自分はそんなに戦闘機マニアでもないし

自衛隊には興味はないけど

未知の領域に向かうってのは

一種の冒険ですかね。

あとは、戦闘機パイロットさんに迷惑がかからないか?

ってのが落ち着かない気分にさせていたのでしょう。


この基地で、携帯での撮影はどこまでOKなのか?

色々制約がありまして

戦闘機の操縦室

滑走路

これが写っていてはならないとの事。

滑走路って秘密の場所なんですね。



基地を目の前に挨拶(平松氏が撮ってくれました)

さぁ敷地内に入ると

病院があり食事処がありコンビニがありと

1つの町ができていました。

ついに戦闘機の格納庫に向かいます。

まずは滑走路に出てみます。


広い滑走路にF15戦闘機がいくつか

この日は戦闘機が出発予定との事でした。

天気が良く青い空と広ーい滑走路は見たことのない景色。


では格納庫へ。

これまた広い。

そこに我々が見学するF15とブルーインパルスと同じ機体が配置されてます。

F15について色々説明を受けます。

機体の細かいところまでお箸して頂いたのですが

目に入るものが新鮮過ぎて

耳にまで意識がいかないというか・・

この興奮は後からジワジワくるんだろうな

と思いましたよ。




さぁコクピットに座ることに・・・

調子乗っております


昨日見たトップガンの景色がそこにある。

これは普通のヘルメットです

操縦するハンドルには五本の指全てを駆使する作りになっているのです。

さらにそのボタンの押し方も何通りもある。

1機何百億円ですから

すんごい造りになっております。

またもう一つ被らせていただいたヘルメットは

なんと4000千万円!!

誰もが配給されるものではなく

パイロットの中でも精鋭だけに渡されるとの事。







最近では1年間で1000回に近い戦闘機の出動があるとのこと。

1日3回もですよ!!

ニュースでは報道されませんが

中国・ロシアの戦闘機が日本の領空ギリギリに常にやってきていて

それを追い払う事をしているんですって。

命がけで日本を守ってくれているのです。

かなり忙しく辛いとの事。

平和ボケしているじぶんが恥ずかしくなります。

那覇基地の隊長さんにもお会いできました。

(滅多にない事だそうです)

すると開口一番

「どうぞご子息を航空自衛隊に(笑)」

というのです。

人手が足りないのでしょう。

昨今の近隣国の動きも昔とは大きく異なってきています。

人間力があり、体力がある若い力が必要とされているようです。



制限の中で戦闘機を激写して

興奮の中約1時間の格納庫の見学は終わりました。

弱そう・・・


ブルーインパルスと同じ機体
パノラマで撮影してみました




感じたのは

何がすごいって

この環境で

色々な任務がある中で戦闘機も乗っている

今回案内してくれたパイロットのS氏ですよ。

川口に戻ってくると良くお酒を飲むのですが

友達のように接していましたが

尊敬の気持ちが大きくなりました。

っていうか働いている姿に惚れちゃいました。

彼だけではなく

この基地で働く隊員の方々に最敬礼な気持ちですよ。

最後に南西航空音楽隊の隊長の三宅さんにもお話を伺いました。

航空自衛隊にも様々な職種がありますが

皆でがんばっていると!!

それも日本に住む方々安心して暮らせるように

僕らが国を守っていますから!!

とのこと。

音楽を通じて日本を守る力に全力を注ぐ。

(音楽だけではなく様々なお仕事もあるとのこと)

うーーん。なんも言えない。

ありがとうございます!!

としか。

もうね感動ですよ!!

言葉ではなかなか言い表せないですが

とても良い経験をさせて頂きました。

お金では買えない経験となりました。